ひつじの窓

物語とか思ったこととか

日常

6年目の桜並木、汗臭い教室、銀杏のにおい、冷たい運河を吹き抜ける風。

これらの景色や空気も今年で最後だ。

あんな田舎の辺鄙な場所に、用がない限り今後行くことはないだろう。

思い返せば6年前の今頃は毎日机に向かい、勉強勉強勉強の日々だった。

夏頃には第1志望としていた大学には受からないだろうと悟っていたと思う。

最上位クラスの授業では周りのレベルに圧倒された。

無理だと決めつけて、さぼり始めたのはいつ頃だっただろうか。

中学受験時の偏差値からしたら、中高6年間はよく頑張ったと思う。

正直、浪人しても受からなかったとだろう。

でも頑張りきれなかったことで死ぬほど後悔した。

足切りされるほど悪い点数ではなかったのに受けなかったこと。

可能性はあると言われても諦めてしまったこと。

受かる受からないじゃなくて、逃げたことに対して大学2年生くらいまで引きずっていた。

でも、やり直すなら違うことで頑張ってみようと思い、その時何故か

「そうだ、国家総合職試験を受けよう。」

と思い立った。

なりたいとか、やりたいことがあるというよりは試験の中で自分が受けられ且つ頑張らないと無理だけど頑張ればどうにかなるものをチョイスした。

そんな決断をしたのも3年前だ。

実は人生で1番頑張ったんじゃないかと思う。

蓋を開けてみたら、上位1/4で合格していた。

なかなかの好成績だったと思う。

特別なりたかったわけではなかったけど、今、私は当時の自分が作った道の上を歩き始めようとしている。

もう一度生まれ変われたら10代の頃からやり直したいことはやっぱり沢山ある。

だけど、あと数十年と続くかもしれない残りの人生、後悔しないような選択をしていきたいと思う。