ひつじの窓

物語とか思ったこととか

d-3

「そろそろ戻らなくちゃ。」

 

最初に私に話しかけてきた女の子が呟いた。

 

「そうだね、そろそろ戻らないとママたちに心配されちゃうもんね。」

 

私はそう言うと子どもたちと一緒に元の場所へと戻り始めた。

 

すると歩いている途中にまた最初の女の子が話しかけてきた。

 

「お姉さん、今日の鏡のことは誰にも内緒だよ。あと、今度はお姉さんの好きな人のお話も聞かせてね。」

 

女の子は私に向かって意地悪そうにニヤリと笑みを浮かべた。

 

「バイバイお姉さん。」

 

「またね。」

 

彼らは母親たちの元へと走って行った。

 

私は彼らを見送り公園を後にした。