ひつじの窓

物語とか思ったこととか

@カフェ Ⅳ

A子「偏差値40台と成り果てたFラン中高出身の私たち同級生の中でもどんどん格差が広がってる。なんで私たちはこんな苦労することになったんだろうね。…私たち可愛すぎるから神様が試練を与えたのか〜。讃美歌でも歌ってイエス宥めないと。」

 

B美「ほんとそれ。偏差値下がり過ぎでしょ。私せめて偏差値50の平均以上のオンナでいたかったな。私たち可愛いそれな。礼拝毎日寝てたからってイエス意地悪過ぎでしょ。それにしても私たち本当可愛い。モテモテ。みんなが羨む美貌だわ。」

 

A子「ブスはお互い選択肢がないから安定。」

 

B美「美人はエリートイケメンが離さない。」

 

A子「私たちは…。」

 

A子・B美「ぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

B美「つらい。」

 

A子「変なプライドがあるのは間違いないね。」

 

B美「底辺だと言いつつ底辺だと認めてないよね。」

 

A子「認めてない。」

 

B美「うちらプライド高い。」

 

A子「プライドの塊。」

 

B美「この流れ毎回あるね。私こじらせ女の話好きだよ。」

 

A子「最近の検索ワードはアラサーだよ。」 

 

B美「私もう恋愛いいから安定したいよ。結婚するまで安心できない。」

 

A子「いやいや結婚したってイマドキ簡単に離婚する世の中だよ。きっと今この状況でさえも不安なんだから、結婚したところで安心なんて出来ないよ。」

 

B美「ぁーーーもう結婚しても独身って言うわ、私。無理ー。」

 

A子「大丈夫?…結納金とかさ、婚約指輪。高い。正直この額を知らない男はそこそこにいると思うんだ。」

 

B美「実際私も知らない。」

 

A子「私も忘れた。今調べる。」

 

B美「…高いね。」

 

A子「うん。結納金100万、婚約指輪で約40万。これがないと厳しい。私無理な気がしてきた…」

 

B美「高すぎるね…てかほんとちゃんと貯金してないと貯まらない額だよね。結婚したいとか言うのは自由だけど、現実を見てない人には踏み切れない、それが結婚だね。」

 

A子「夢も希望もないよアンパンマン…。正直まだ今は学生だしあんまり現実味のない話だからいいんだけどさ、あと5年もしたら結婚する人、子どもが生まれる人、キャリアを積み上げる人って別れてきて、みんな各々自分の道を歩み始めて…」

 

B美「辛い辛い。」

 

A子「結婚式はさ」

 

A子・B美「挙げなくていい。」

 

B美「うちら気が合うよね。」

 

A子「それね。」

 

B美「本当に理想の男なんて現れるのか…。そもそも私の理想って何だろう。」

 

A子「C男やん…。私もはや理想がないんだけど。」

 

B美「でもA子はさ、あの合コン女子みたいに詳しいよね企業とか。あと分析してる気がする。ぁーー難しい難しい。今日の合コンは本当に難しい!ペンディングだ!!」

 

A子「企業はそんな知らないし四季報は読んだこともない。でも結婚相手には私より出世してほしいと思っているから潜在能力見極めたい。正直難しすぎる。スポーツ万能のエリートイケチャラは出世しそうだけど合わないから無理だし。ペンディングだ!!」

 

B美「旦那には私より稼いで欲しいな。C男は明るいし友達も多いから出世しそうだなぁ。でもあの人は私を本命として扱っていない気がするから…。イケチャラ無理わかりみ。」

 

A子「正直スポーツ興味なさすぎてスポーツ好きとは付き合える自信がない。まぁ趣味なんてないんだけどさ…。」

 

B美「わかる。私もサッカーとか野球とか全然興味ないわ。点数入ったらたしかに凄いとは思うけどあんな盛り上がれない。いやいや私たちの趣味小説作りだから!」

 

A子「ぁー忘れてたそうだ私たちは小説作りが趣味だ!」

 

B美「趣味忘れないで。」

 

A子「メモしとく。でも実際私たち小説書くの好きだよね。」

 

B美「それな。私たちが書くと鬱を加速させるだけでオチのない話になるけどね。」

 

A子「オチとか考えてないしね。飽きたら途中でも終わりにするよね。プロ意識のかけらもないからね。」

 

B美「そうなんだよね。この前A子が書いた文、精神分裂を感じた。」

 

A子「統合失調症感あったよね。」

 

B美「私は恋人同士がハッピーエンドを迎える話は反吐が出て書けなくてさ、片方を殺しちゃう。」

 

A子「悲劇ね。」

 

B美「そうそう。」

 

A子「そう言えばB美は漫研入ってたよね?」

 

B美「入ってたねー…懐かしい。」

 

A子「どんな話書いてたの?」

 

B美「…女子力戦争。」

 

A子「とは。」

 

B美「2人の女子が1人の男子をめぐって女子力バトルを繰り広げる話だよ。例えば女子と言えば絆創膏を常に持ち歩いてるじゃん?だから絆創膏で攻撃を防いだり、女子はよく泣くから涙で攻撃したり…でも最終的には「涙で絆創膏を溶かすような奴らとは付き合えない。」って2人とも振られちゃうんだけどね。」

 

A子「だいぶカオスだね。」

 

B美「〆切1週間前から書き始めたからギリギリだったの。」

 

A子「漫研といえばF子ちゃん、研究室で鼻水ずびずびの人から風邪うつされたって言ってたよ。」

 

B美「まじか!F子ちゃん先輩…もしかしてG太郎くんにうつされたのかも。G太郎この前ずびずびしてたから。」

 

A子「F子ちゃん研究室でも元気そう?」

 

B美「うんうん元気そうだよ!」

 

A子「それは良かった。」