店員「お待たせしました。ココナッツミルクカレーです。」
A子「ゎー美味しそう!」
B美「それなー、良き良き。」
見た目の綺麗なカレーを写真におさめる。
A子・B美「いただきます!」
A子とB美は中高の同級生。
と言っても高校3年生のときに同じクラスになっただけで、それ以外は全く話す機会もなかった。
大学はともに東京美化大学に進み、同じキャンパスに通っている。
中高から大学の学部まで同じ唯一の友人だ。
A子「最近C男くんとはどう?相変わらず?」
B美「ぁーうん。なんていうかC男くん、凄く優しいしほんとに理想の彼氏像なんだよね。」
A子「ぉーーほんと凄いよね、C男くん。話聞いてる限りめっちゃいい人やん。」
B美「そうなの。でもさ、いっつも笑ってるんだよね、彼。例えば私よく遅刻するじゃん?遅れてきても全然怒らなくて。なんていうか狂気的な…てかA子も怒らないよねそういえば。」
A子「アルカイックスマイルな彼ね。いやでも凄いなー怒らないのは。私も嫌だと思っても言わないで笑顔でやり過ごすこともあるけど、ほんとに我慢出来ないくらい嫌な時はちゃんと言うかな。確かに彼氏とかには限界まで言わないね。」
B美「言わなきゃ分からないしむしろ言ってあげるだけA子は偉いよ。まぁ彼クズなところあるもんね。彼は本当に非の打ち所がなくてさ。もう1年以上付き合ってるはずなのにまだ全然本心がわからないというか…」
A子「秒速5センチメールにあったよねそんなシーン。」
B美「あったあった!私あの場面好きだった。」
A子「鬱映画ほんと好き。だから1番すきなのはマーニーなんだよね。私杏奈だわ。」
B美「わかるわかる!私もマーニー好きだよ!マーニーの笑い方とかめっちゃ可愛いし、杏奈に自分重ねるよね。マーニー久しぶりに観たいなぁ。」
A子「今度鑑賞会するか〜。」
B美「だねー!しよしよ。」