ひつじの窓

物語とか思ったこととか

メンヘラ研究会1

就活が終わった。29社にエントリーをし、面接を受けたのは8社。内定は2社からいただき無事進路も決定。残りの大学生活遊び尽くすのみ!!

 

有名私立女子大学文学部4年の亀山まりには付き合って2年になる彼氏がいた。彼氏の名前は鳥羽祐太郎。難関私立大学商学部を卒業し、外資コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして働いているエリートだ。

 

まりと祐太郎との出会いはインカレサークルILE。他大学の学生と都心で英会話を楽しみながらゴミ拾いをするカップル量産エコ活動サークルで、全学年合わせて80人の大所帯だ。

 

きっかけは祐太郎からの熱烈なアプローチだったが、今ではまりのほうがベタ惚れ。インスタグラムにはいちゃつく2人の画像が連投されており、多くの非リア大学生が被害を受けている。

 

2人の関係が怪しくなり始めたのはまりの就職活動が終盤になってきた頃で、就活帰りのまりが、祐太郎がまりの同級生の紗穂と鶯谷のドラッグストアから出て来るところを見てしまったことがきっかけだ。

 

…という話を聞いて私が真っ先に疑問に思ったことは、何故就活帰りにまりは鶯谷を歩いているのかということだったがそのことは取り敢えず置いておこう。

 

まりはその場で声を掛ける勇気はなかったらしく、大学が終わった後連絡を入れ祐太郎の家に突撃し、今日どこで何をしていたのかを問い詰めた。祐太郎はアイドル顔負けの笑顔で某大手製薬メーカーに出向いていたと言う。まりは祐太郎に抱きしめられた瞬間イブプロフェンを高用量飲んでしまったかのような眠そうな表情をし祐太郎の腕の中に堕ちていった。

 

次の日冷静になったまりは祐太郎に昨日のことを問いただした。祐太郎はそんなところに行っていないの一点張りで一歩も譲らなかった。

 

この日以来2人の関係にヒビが入り始めたのであった。

 

そして晴れて就活から解放されたまりは次なる出会いを求め、出会い系アプリ「ふれあい橋」をインストールした。

 

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出会い系アプリ「ふれあい橋」は某理系大学のメンヘラ留年集団が作ったアプリで、全世界に1140万人の利用者がいる。