ひつじの窓

物語とか思ったこととか

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次候補とは今だに繋がりがあるためあまり詳しく書くのは憚れるが、出来るだけ記録したいと思う。良くも悪くもこの出会いがまた私の恋愛の歯車を狂わせることになる。主に悪い意味で。笑

初めて会ったのはサークル新歓の勧誘の時で、私から彼に話しかけた。その時の情景を今でもはっきりと覚えている。自分のサークルのブースに彼を引き連れて行ったことを。

仲良くなり始めたきっかけは同じ学科であったことだろう、詳しいことはあまり記憶していないが、初デートは東京タワーだった。次にお台場、皇居外苑…いつの間にか私は彼に好意を抱くようになっていた。以前に付き合っていた先輩のようなエスコートもなければ食事も割り勘、会話が弾まないことも多かったと思う。ただ大学入学以来初めて心から好きだと思えたのは彼だったかもしれない。

関わる機会が多かったこともあり、付き合うことになった。…が、悲しいことに殆どのデートがあまり楽しくはなかった。対応がとても冷たかった。辛いと感じることも多かったけれど、私の中に自分から振るという選択肢は存在していないこともあり、デートを重ねていった。ある日突然振られたが、私の人生でトップ3に入る忙しい時期でそれどころではなかったため、次の日カラオケ店にこもって泣いただけだった。涙脆い人のようだが、それ以外ではあまり泣くことはない。辛さを紛らわせてくれる優しい男友達の存在が私を救った。夏休み直前、彼から復縁を申し込まれた。結局それ以降付き合うことはなかったが、友達として、仲良くなり始めた。別れてからの方が仲良くなったのは間違いない。ただ今でも彼の欠点はたまに目につく。でも今ではお互いのことをよく分かっているため全て受け入れられるし、嫌なところは嫌なところフォルダに分類し、私の中で整理されている。何年も付き合っている人の気持ちが少しだけ分かる。

彼のカミングアウトを聞くまでの間は、まだ何処かで好きだという気持ちが燻っていた。だからそれを聞いた時、そして別れてからカミングアウトまでの期間に起きたことを知り、ここでまたショックを受けた。誰かを好きになることの儚さと、脆さと、恐怖と。様々な感情を覚えた。

こんなことを書くのはどうかとも思うけれど、私は自分自身がこんなにも恋愛が上手くいかないとは思ってもいなかった。1人の人と長く付き合いたいとあれほど思っていたはずなのに、現実はそう甘いものではなかったのだ。

本当に、心から好きだと思っていたのに。見返りをあまり求めない性格だったのはまだ救いである。もはやショックを通り越してきた。

ちなみに今は全くもって好きという感情がない。中国語と英語の発音がやたら上手い。

 

この期間中に小学生の頃付き合っていた(ということになっている)医学部生と某SNS上で再会し、会おうという話になるも結局会えず終いという出来事もあった。私の1番好きだった容姿なので、そのままイケメンになってて嬉しかったのと同時に、遠い存在になったことも実感した。自分と同じくらい勉強が苦手だったと思われる彼には当時とても親近感があったし、私が中学受験予備校に通うとても良いインセンティブになっていたので、SNS上でだけではあったがこの再会はとても意味のあるものだったと思う。前に進むきっかけともなった。ちなみにこの頃巷では君の名は。がブームとなっており、彼と自分を登場人物に重ね合わせては未来を願っていたものだ。そして秒速五センチメートルにも異常にハマった。彼もまた、栃木に住んでいたからだ。何か重なるものを感じた。大きい声では言えないが、実は私がこの大学の薬学部を選んだ理由の一つでもある。彼が志望するであろうとある医学部との連携授業があったからだ。ただ彼が進んだのはその医学部ではなかった。まぁそう上手くはいかないものだ。